問1
日本の死因順位で最も多いのはどれか。1つ選べ。
- 悪性新生物(腫瘍)
- 脳血管疾患
- 心疾患
- 肺炎
- 老衰
解答と解説
【解答】1
【解説】(第10版 救急救命士標準テキストp26)
問2
医療法における医療計画の5疾病に含まれないのはどれか。1つ選べ。
- がん
- 脳卒中
- 精神疾患
- 糖尿病
- 脳血管疾患
解答と解説
【解答】5
【解説】5疾病とはがん、脳卒中、急性心筋梗塞、糖尿病、精神疾患をいう。(第10版 救急救命士標準テキストp30)
問3
医療法における医療計画の5事業に含まれないのはどれか。1つ選べ。
- 救急医療
- 災害時における医療
- へき地の医療
- 周産期医療
- 精神科医療
解答と解説
【解答】5
【解説】5事業とは、救急医療、災害時における医療、へき地の医療、周産期医療、小児医療(小児救急医療を含む)をいう。(第10版 救急救命士標準テキストp30)
問4
次のうち病院に含まれる施設はどれか。1つ選べ。
- 20床以上の病床を有する医療機関
- 介護老人施設
- 調剤薬局
- 10床の病床を有する医療機関
- 19床の病床を有する医療機関
解答と解説
【解答】1
【解説】病院は20床以上を有する医療機関をいう。(第10版 救急救命士標準テキストp31)
問5
入院させなければ自害のおそれのある精神障害者の入院形態はどれか。2つ選べ。
- 任意入院
- 緊急措置入院
- 医療保護入院
- 措置入院
- 応急入院
解答と解説
【解答】2、4
【解説】措置入院/緊急措置入院は、入院させなければ自害のおそれのある精神障害者が対象。(第10版 救急救命士標準テキストp38-39)
問6
精神病院への入院で、患者の同意が必要な入院形態はどれか。1つ選べ。
- 緊急措置入院
- 措置入院
- 任意入院
- 医療保護入院
- 応急入院
解答と解説
【解答】3
【解説】任意入院の対象は、入院を必要とする精神障害者で、入院について本人の同意があるもの。(第10版 救急救命士標準テキストp38)
問7
日本の社会保障制度のうち社会保険に含まれないのどれか。1つ選べ。
- 生命保険
- 年金保険
- 雇用保険
- 介護保険
- 労災保険
解答と解説
【解答】1
【解説】社会保険の主な制度は医療保険、年金保険、雇用保険、介護保険、労災保険。(第10版 救急救命士標準テキストp41)
問8
後期高齢者医療制度の対象年齢はどれか。1つ選べ。
- 60歳
- 63歳
- 65歳
- 70歳
- 75歳
解答と解説
【解答】5
【解説】後期高齢者医療制度は年齢は75歳以上は対象。(第10版 救急救命士標準テキストp43)
問9
医療給付に含まれないのはどれか。2つ選べ。
- 正常な妊娠・出産
- 療養の給付
- 高額療養費
- 訪問看護療養費
- 予防注射
解答と解説
【解答】1、5
【解説】業務上の疾病、正常な妊娠・出産、健康診断、人間ドック、予防注射、介護サービスなどは医療給付の対象外となる。(第10版 救急救命士標準テキストp43)
問10
細胞小器官とその役割の組み合わせで正しいのはどれか。1つ選べ。
- ミトコンドリア・・蛋白質の合成
- リソソーム・・小包体の産生物を加工
- ゴルジ装置・・分解酵素を大量に含む
- リボソーム・・ATPの合成
- 中心小体・・細胞分裂に重要な働き
解答と解説
【解答】5
【解説】ミトコンドリア→ATPの合成、リソソーム→分解酵素を大量に含む小さな袋状の小器官、ゴルジ装置→小胞体の生産物を加工して送り出す、リボソーム→蛋白質の合成。(第10版 救急救命士標準テキストp57)
問11
体液の内訳について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 体重に占める水の割合は乳児で約75%
- 間質液:血症の割合は3:1
- 細胞内液:細胞外液の割合は2:1
- 間質液は細胞外液に含まれる
- 成人女子の体重に占める水分の割合は約60%
解答と解説
【解答】5
【解説】成人女子の体重に占める水分の割合は約55%。(第10版 救急救命士標準テキストp59)
問12
人体の軸と面の説明について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 矢状軸とは縦軸と横軸それぞれに直角
- 矢上面とは縦軸と矢上面とで作られる平行面で身体の横断面に相当
- 全額面とは全額に平面
- 横軸とは縦軸に対し水直角
- 上肢を体幹の両側に垂れて、手掌を前方に向けた姿勢を解剖学的正位という
解答と解説
【解答】2
【解説】矢上面とは縦軸と矢上面とで作られる平面で、それが身体の中心を通る時には正中面という。(第10版 救急救命士標準テキストp63)
問13
後腹膜に位置する臓器として正しいのはどれか。2つ選べ。
- 膵臓
- 肝臓
- 心臓
- 肺
- 十二指腸
解答と解説
【解答】1、5
【解説】解説:後腹膜に位置する臓器は膵臓、腎臓、尿管、大血管、十二指腸、副腎。(第10版 救急救命士標準テキストp76)
問14
骨盤腔に収められている器官の前方からの順番として正しいのはどれか。1つ選べ。
- 男性:精嚢→前立腺→膀胱→直腸
- 男性:精嚢→膀胱→前立腺→直腸
- 男性:膀胱→精嚢→前立腺→直腸
- 女性:膀胱→子宮→卵巣→直腸
- 女性:子宮→膀胱→卵巣→直腸
解答と解説
【解答】4
【解説】男性:膀胱→前立腺→精嚢→直腸 女性:膀胱→子宮→卵巣→直腸。(第10版 救急救命士標準テキストp76)
問15
中枢神経系の説明で誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 間脳は視床、視床下部などで構成されている。
- 視床下部は食欲中枢、口渇中枢、性欲中枢、体温調節中枢などの機能を担っている。
- 小脳は感覚の中継核である。
- 中脳、橋、延髄を総称し脳幹という。
- 脳幹の機能には、動眼神経以下の脳神経の神経核が存在する。
解答と解説
【解答】3
【解説】感覚の中継核は視床。(第10版 救急救命士標準テキストp81)
問16
脳神経系の名称と機能の組み合わせで正しいのはどれか。1つ選べ。
- 第Ⅱ脳神経…動眼神経
- 第Ⅳ脳神経…三叉神経
- 第Ⅵ脳神経…外転神経
- 第Ⅹ脳神経…舌咽神経
- 第Ⅻ脳神経…副神経
解答と解説
【解答】3
【解説】(第10版 救急救命士標準テキストp85)
問17
効果器に対する自律神経の作用について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 交感神経系が働くと心臓の血圧は上昇する。
- 交感神経系が働くと瞳孔は縮瞳する。
- 副交感神経系が働くと膵臓はインスリンを分泌
- 副交感神経系が働くと胆嚢は収縮する。
- 副交感神経系が働くと気管支平滑筋は収縮する。
解答と解説
【解答】2
【解説】解説:交感神経系が働くと瞳孔は散瞳する。(第10版 救急救命士標準テキストp88)
問18
気道の説明について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 上気道とは鼻腔から喉頭までをいう。
- 下気道とは気管より末梢をいう。
- 気管は食道全面を正中線に沿って下行。
- 気管はおよそ第4〜6頸椎の高さで左右の気管支に分かれる。
- 気管は筒型で前部と側部はU型の軟骨で形成。
解答と解説
【解答】4
【解説】気管はおよそ第4〜6胸椎の高さで左右の気管支に分かれる。(第10版 救急救命士標準テキストp97-101)
問19
気管の説明で誤っているのはどれか。2つ選べ。
- 気管は第6頸椎の高さからはじまる。
- 成人の右主気管支の正中線に対する角度は20〜25°。
- 成人の左主気管支の正中線に対する角度は40〜45°。
- 切歯から気管分岐部までの距離は成人男性で約23cm。
- 小児の気管支は正中線に対して右側が約47°、左側が30°。
解答と解説
【解答】4、5
【解説】切歯から気管分岐部までの距離は成人男性で約25cm。小児の気管支は正中線に対して右側が約30°、左側が47°。(第10版 救急救命士標準テキストp97-101)
問20
呼吸の説明で正しいのはどれか。1つ選べ。
- 正常な胸腔内圧は常に陰圧である。
- 呼気の補助には胸鎖乳突筋、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋が用いられる。
- 吸気時に横隔膜は弛緩している。
- 安静時の吸気量は70%が肋間筋群の機能によるものである。
- 横隔膜は腰髄からの神経で支配される。
解答と解説
【解答】1
【解説】
2:吸気の説明。
3:吸気時の横隔膜は収縮している
4:安静時の吸気量は70%が横隔膜の機能によるものである。
5:横隔膜は第3〜5頸髄からの横隔神経で支配されている。
(第10版 救急救命士標準テキストp102-103)
問21
刺激伝導系の流れとして正しいのはどれか。1つ選べ。
- 洞結節→房室結節→右脚・左脚→ヒス束→プルキンエ繊維
- 洞結節→房室結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ繊維
- 洞結節→房室結節→ヒス束→プルキンエ繊維→右脚・左脚
- 房室結節→洞結節→ヒス束→右脚・左脚→プルキンエ繊維
- 房室結節→洞結節→右脚・左脚→ヒス束→プルキンエ繊維
解答と解説
【解答】2
【解説】(第10版 救急救命士標準テキストp112)
問22
膵臓の機能の説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。
- ランゲルハンス島α細胞からグルカゴンが分泌されている。
- ランゲルハンス島のβ細胞からインスリンが分泌されている。
- 腺房細胞から蛋白質の分解酵素としてトリプシンが分泌されている。
- 腺房細胞から脂肪の分解酵素としてリパーゼが分泌されている。
- 腺房細胞から糖質の分解酵素としてアルブミンが分泌されている。
解答と解説
【解答】5
【解説】解説:膵臓の腺房細胞から糖質の分解酵素としてアミラーゼが分泌されている。(第10版 救急救命士標準テキストp128)
問23
肝臓の機能として誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 解毒
- 水分再吸収
- 糖代謝
- 蛋白代謝
- ビタミン・ホルモン代謝
解答と解説
【解答】2
【解説】肝臓の機能は糖代謝、蛋白代謝、脂質代謝、ビタミン・ホルモン代謝、解毒、胆汁の生成である。(第10版 救急救命士標準テキストp127)
問24
腎臓とその役割について正しいのはどれか。1つ選べ。
- 糸球体で生成された原尿から、生体に必要な物資の再吸収は遠位尿細管で80〜85%再吸収される。
- 腎臓は腹膜腔に存在する臓器である。
- 腎臓には約1〜1.2L分の血流量がある。
- 成人男性の尿道は10〜15cmである。
- 腎臓は第5腰椎高さにある。
解答と解説
【解答】3
【解説】
- 糸球体で生成された原尿から、生体に必要な物資の再吸収は近位尿細管で80〜85%再吸収される。
- 腎臓は後腹膜腔に存在する臓器である。
- 設問のとおり
- 成人男性の尿道は16〜18cmである。
- 腎臓は第12胸椎から第3腰椎高さ。
(第10版 救急救命士標準テキストp129〜130)
問25
内分泌器官と分泌されるホルモンの組み合わせで正しいのはどれか。2つ選べ。
- 下垂体前葉 ー 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)
- 甲状腺 ー 甲状腺ホルモン
- 副腎 ー 上皮小体ホルモン
- 副甲状腺 ー コルチコイド
- 膵臓(ランゲルハンス島) ー ノルアドレナリン
解答と解説
【解答】1、2
【解説】
- 設問のとおり
- 設問のとおり
- 副腎 ー 副腎皮質ホルモン(コルチコイド)、副腎髄質ホルモン(カテコラミン)
- 副甲状腺 ー 副甲状腺(上皮小体)ホルモン
- 膵臓(ランゲルハンス島) ー インスリン、グルカゴン
(第10版 救急救命士標準テキストp139〜142)
問26
ホルモンとその作用の説明について正しいのはどれか。1つ選べ。
- 副腎髄質ホルモン ー コルチゾールを分泌し糖代謝の調節などを行う。
- 副腎皮質ホルモン ー ノルアドレナリンを分泌し抹消血管収縮による血圧上昇作用。
- 甲状腺ホルモン ー 血中カルシウム濃度を維持。
- 副腎髄質ホルモン ー 心拍数を増加させるアドレナリンの作用を増強。
- 抗利尿ホルモン ー 腎尿細管での水分再吸収を促進。
解答と解説
【解答】5
【解説】
- 副腎髄質ホルモンから分泌される代表的なホルモンはアドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンで総称してカテコラミンという。
- 副腎皮質ホルモンで分泌されるホルモンを総称してコルチコイドといい、アルドステロン、コルチゾールなどがある。
- 甲状腺ホルモンは中枢神経系、身体成長、体温調節作用、交感神経活性への作用など。
- 心拍数を増加させるアドレナリンの作用を増強させるホルモンは甲状腺ホルモン。
- 設問のとおり。
(第10版 救急救命士標準テキストp139〜142)
問27
血球の種類と役割、機能について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 赤血球は肺で空気中に含まれる酸素を取り込み、全身臓器へ酸素を運搬する。
- 赤血球の寿命は80〜120日である。
- 血小板の寿命は8〜11日である。
- 白血球の寿命は赤血球と比べ長い。
- 好中球は最近感染症や炎症の初期に組織へ移行し、細菌・異物の貪食・処理にあたる。
解答と解説
【解答】4
【解説】白血球の寿命は赤血球と比べ短い。(第10版 救急救命士標準テキストp143〜145)
問28
免疫の役割について誤っているのはどれか。1つ選べ。
- 食細胞は血液中に微生物が侵入してくると、微生物を識別し、細菌、ウイルスを貪食する。
- ナチュラルキラー細胞は最近の他に腫瘍細胞やウイルス感染症などを破壊する。
- マクロファージは最近や異物を貪食し処理する。
- 胃酸などの防御耐性は後天免疫に含まれる。
- 獲得免疫とは、高原の侵入を受けた結果、その抗原に対して特異的に成立する免疫。
解答と解説
【解答】4
【解説】胃酸などの防御耐性は自然(先天性)免疫に含まれる。(第10版 救急救命士標準テキストp149)
問29
脊柱の説明について正しいのはどれか。2つ選べ。
- 脊椎は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎からなる。
- 脊柱は力学的負荷を全脊椎分散するために生理的直線である。
- 胸椎は重い上半身を支えるため大型である。
- 椎体と椎体の間には椎間板軟骨が存在する。
- 椎体、椎弓根、椎弓に囲まれた空洞に脊髄が通る。
解答と解説
【解答】4、5
【解説】
- 脊椎は7個の頸椎、12個の胸椎、5個の腰椎と仙骨からなる。
- 脊柱は力学的負荷を全脊椎に分散するために生理的彎曲である。
- 腰椎は重い上半身を支えるため大型である。
問30
皮膚の構造で正しいのはどれか。1つ選べ。
- 皮膚は上層から順に表皮、真皮、皮下組織の3層で構成されている。
- 表皮は外力などの衝撃によるクッション機能がある。
- 真皮の役割として貯蔵脂肪による断熱効果などがある。
- 皮下組織は乳頭層、乳頭下層、網状層3層からなる。
- 表皮は皮膚と筋肉を緩く連結し、両方の運動がスムーズに行えるように働いている。
解答と解説
【解答】1
【解説】
- 設問のとおり。
- 皮下組織の説明。
- 皮下組織の説明。
- 真皮の説明。
- 皮下組織の説明。
(第10版 救急救命士標準テキストp155、156)
問31
栄養と代謝の説明について正しいのはどれか。1つ選べ。
- 栄養素は5種類に分類され、糖質、脂質、ビタミンは3大栄養素と呼ばれる。
- 脱水、アシドーシス、高体温などの内部環境が崩れることをホメオスターシスという。
- 細胞外液の浸透圧が下がった場合、恒常性を維持するためにADH分泌により水分を保持する。
- 人体のPHの調整は膵臓で行われる。
- 十分な酸素が供給されない状態で行う代謝を脂質代謝という。
解答と解説
【解答】3
【解説】
- 栄養素は5種類に分類され、糖質、脂質、蛋白質を3大栄養素と呼ぶ。
- ホメオスターシスとは外部環境の変化から細胞機能を守ることをいう。
- 設問のとおり。
- 人体のPHの調整は血液自体がもつ緩衝能力、肺、腎臓により調節。
- 十分な酸素が供給されない状態で行う代謝を嫌気性代謝という。
(第10版 救急救命士標準テキストp159〜162)