スポンサーリンク(Cocoon)

2回目の脳震盪は致死率50%!脳震盪の危険性とセカンドインパクトシンドロームについて!

セカンドインパクトシンドロームの記事 意識障害
セカンドインパクトシンドロームの記事
この記事の結論!
  • 脳震盪とは頭部に強い外力が加わり、意識障害や失神、記憶障害などの症状をきたし、受傷後6時間以内に意識が回復するもの。
  • 主な症状として、頭痛やふらつき、めまい、集中力低下など
  • 脳震盪から完全に回復する前に再度脳に衝撃を受け、急速な脳腫脹、脳浮腫を生じるもの
  • 1回目より軽微な外力でセカンドインパクトシンドロームを発症。
  • セカンドインパクトシンドロームの致死率は50%。

救急要請にて「○歳男性、転倒後に意識消失。現在は意識あり」など脳震盪を疑うよな救急要請があります。

実際に救急隊が現場に到着すると、意識もしっかりし、初期評価にも異常がなく軽い脳震盪かな?などとアンダートリアージになってしまうこともあるでしょう。

しかし、実は脳震盪という症状はとても危険な症状です。救急隊が対応を誤ると、傷病者をCPAにしてしまう恐れがあります。

今回は実は怖い症状である“脳震盪”についてまとめました。

脳震盪とはどんな症状?

脳震盪の定義!

  • 「外的な要因によって生じた外傷が原因となり、脳が病態生理学的な異常を呈した状態で、典型的には一過性の神経機能異常を来すもの」

引用:Inter- national Conference on Concussion in Sports

脳震盪とは軽傷頭部外傷のうち一般的な画像検査で明らかな異常を認めないものをさすとされています。

しかし、脳震盪には明確な診断基準がないのも事実です。

「救急救命士標準テキスト」によると、頭部に強い外力が加わり、意識障害や失神、記憶障害などの症状をきたし、受傷後6時間以内に意識が回復するものをいいます。

脳震盪の症状の進行と回復は急激で、意識障害をともなっていないにも関わらず、脳震盪を起こしていることがあるので注意が必要になります。

重症度
グレード
軽症
1
中等症
2
重症
3
脳震盪の症状意識消失なし
混乱<15分
意識消失なし
混乱≧15分
意識消失あり
脳震盪グレード
引用:American Academy of Neurology(一部抜粋)

主な症状として、頭痛やふらつき、めまい、集中力低下などが挙げられます。

致死率50%“セカンドインパクトシンドローム”

セカンドインパクトシンドロームについて!

  • 脳震盪から完全に回復する前に再度衝撃を受けると発症。
  • 1回目より軽微な衝撃で発症。
  • 発症時の致死率は50%。

セカンドインパクトシンドロームとは、脳震盪から完全に回復する前に再度脳に衝撃を受け、急速な脳腫脹、脳浮腫を生じるものを言います。

脳に強い衝撃が伝わると、脳が腫れやすく血管が破綻しやすい状態になり、脳を包んでいる硬膜の下に血がたまる硬膜下血腫が起こります。

セカンドインパクトシンドロームの特徴として、1回目より軽微な外力で、受傷後2週間以内の頭部外傷を受けることで発症します。

qqyoshi
qqyoshi

セカンドインパクトシンドロームの死亡率は50%と非常に高くなるよ!

また、2回目の受傷時には急性硬膜下血腫を伴うことが多いことが報告されています。

小児の頭部外傷に注意

  • 小児は成人と比べ重症化しやすい。
  • 小児は脳が脆弱のため継続観察をしっかり行う。

軽傷頭部外傷による救急搬送は小児でよく見かけます。小児の頭部外傷は成人と比べて重症化しやすいとされています。

頭蓋骨が成人と比べて薄く、体幹と比べて頭が重いため慣性力が大きくなるため重症化しやすくなります。

また、症状の回復には時間がかかり、脳が成人と比べ脆弱のため軽度の衝撃であっても見逃さないように注意しましょう。

qqyoshi
qqyoshi

継続的な観察と安静を保つことが重要だね!

発症はどんなタイミング?

脳震盪が起こるタイミングで多いのがスポーツ外傷です。ラクビーやバスケットボールなどスポーツで相手と接触することで発生。

また、それ以外でも転倒や交通事故などでも発生します。

特にスポーツ中においては、症状が一時的のためプレーに再度参加し“セカンドインパクトシンドローム”を発症することがあるようです。

救急搬送に注意!

前述した通り、セカンドインパクトシンドロームは脳震盪が回復していないのにも関わらず、再度頭に衝撃が加わることで発症します。

救急隊の活動として特に気をつけたいのが搬送中に発生する振動。

悪路だと救急車の中はとても揺れます。その中で傷病者が何らかの拍子に、頭部に外力が及んでしまうと危険な状態になります。

機関員は道を把握し、急なブレーキをかけない事や悪路での低速走行で傷病者の負担を減らす運転をしましょう。

タイトルとURLをコピーしました