腕時計は、救急現場でバイタルサインなど実数値での評価に使用したり、ブドウ糖投与時のカウントなど現場で必須アイテムになっています。
取材した結果、救急隊員が愛用している腕時計がどんな時計なのか知ることができました。
今回は現役の救急隊員が現場でどんな腕時計を使用しているか取材してみました。
現場ではどんな時計が好まれる?
救急現場と言っても場所は多岐に渡ります。普通の住宅だったり、山や川、海、倒壊した建物、火災現場だったりします。
基本的に救急事案であれば、そこまで高い性能は必要ありませんが、救急隊も場合によっては、水の中に手を入れたり、粉塵が凄かったりします。
そのため、壊れない時計、時刻が正確な時計、見やすいなど広い性能が求められます。
私が現場で必要だと思った性能は以下になります。
- 防水機能
- 電池が長期間持つ
- 時刻が正確
- 見やすい
- 高い強度
- 夜間でも視認できる
など最低でも上記6つは欲しいです。
確かに、現場だとお風呂場から傷病者をあげたり、時計が汚れたりするから“防水・強度”は必要だね!
CPAの現場だと正確な時間の把握が必要ね。1分1秒を争う現場だから“見やすい”も重要!
好まれるのはデジタル?アナログ?
時計には“デジタル”と“アナログ”の2種類あります。
私個人のおすすめは“アナログ”で、利用率の多いのは“デジタル”になります。
“デジタル”の使用が多い理由として、時間がひと目で把握できる、時間の正確性などがあるようです。
また、バイタルサインなど実数値を取る際に針だとわかりにくいなどあるようです。
私は逆に針の方が分かりやすかったよ!
使用率の高い腕時計
使用率の高い時計に共通する性能として、“耐水または防水性能”、“時刻が正確”、“見やすい(夜間含む)”など挙げられます。
使用率から、現役の救急隊員が特に重視している性能は上記3点と言えるのではないでしょうか?
では、時計ごとの性能を見てみましょう。
現役救急隊員の使用率トップの時計「G-SHOCK」
CASIOが開発した“G-SHOCK”の特徴といえば“耐久性”ではないでしょうか?
アイスホッケーのパック代わりに使用しても壊れず全世界でその耐久性が証明されました。
他特徴として、ストップウォッチやタイマー機能、アラーム機能といったデジタルウォッチの定番機能。
製品によっては、高気圧防水や防塵、防泥、気圧計、水深測定器、温度計、電波時計、タフソーラー、Bluetooth、超硬質コーティング、ワールドタイム表示機能などが採用されています。
まさにどんな現場でも活躍できる時計です。
次いで使用率の高い時計「アップルウォッチ」
アップルウォッチの使用理由として、様々な機能が備わっていることではないでしょうか?
何より時間の把握が容易であり、ハンズフリーで機能を使用できるなど挙げられます。
専用ケースを使用することで、防水機能や汚破損にも強くなり普段の生活から仕事まで欠かせない時計と言えるでしょう。
現場でも使用している人もいますが、特に日勤の人などの使用が多いようです。
値段が高い分、現場で傷つく・汚れるなどがネガティブなようです。
まとめ
現役救急隊員に聞いた使用率の高い時計は「G-SHOCK」「アップルウォッチ」でした。
G-SHOCKは現場隊員が多く、アップルウォッチは日勤(現場に出ない)で働く人の使用が多かったです。
私も救急現場で仕事をして使用していたのが、「G-SHOCK」「Luminox」でした。
理由としては、値段がリーズナブルで、耐久性があり、防水性能があるからです。
その人にあった時計を使用するのがいいですが、今回記事で挙げた性能を有する時計の使用をお勧めします。