国家試験が近づいてるどうしよう…。全然頭に入らない…。
確かに救急救命士の試験に向けてどうやって勉強したらいいか分からないよね!
悩みは全員一緒でどう勉強したらいいか質問もよくあるよ!
Instagramのアカウントに「救急救命士の国家試験に向けてどのように勉強したらいいですか?」と質問が多くとても嬉しく思います。
今回は、効率的な勉強方法についてまとめました。
勉強方法が分からない人や、点数が伸び悩んでいる人はぜひ参考にしてださい。
効率的な勉強方法|インプット・アウトプット
勉強の仕方には人それぞれ合う合わないがあり、自分の勉強方法を見つけることで、飛躍的に成績が伸び自信につながります。
また、「速く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け」ということわざがあります。
これは、一人で行動すると迅速に進められるが、大きな目標や長期的な目的を達成するためには、協力や支えが必要であるという意味。
国家試験においても、定められた点数以上を取ることで誰でも合格することができ、仲間と協力することで合格に近づけます。
数人で一問一答することで、自分にない、または足りない知識を知ることができます。
勉強にはこのように「インプット、アウトプット」が重要。
アウトプットには、情報を思い出し、再構築するプロセスを伴います。これをアクティブリコールと呼び、記憶の定着に非常に効果的。
自分の言葉で説明したり、他人に教えたりすることで、どれだけ理解しているか確認できます。
自分の言葉で説明できなかったら不明確な部分が浮き彫りになり、理解を深める助けになるね!
情報を繰り返し使うことで、脳がその情報を重要だと認識し、長期記憶に移りやすくなります。
アウトプットを他人に対して行うことで、フィードバックを受け取ることができ、間違いや不足している部分を修正する機会が得られます。
勉強はゴールデンタイムを活用
暗記をする際に最も適した時間が、就寝前と起床後すぐになります。
起きた直後の朝の時間帯は、脳が疲労を蓄積していない状態にあり「朝のゴールデンタイム」とも言われます。
脳がリフレッシュした状態で集中力を発揮できるため、この時間帯を活かさない手はありません。
また、午前中は暗記よりも考えて問題を解く方がいいと言われてます。
午前中に計算や考えることをするのが効果的な理由には、以下のような科学的・心理学的な根拠があります。
- 脳の状態が良い:人間の脳は朝起きたばかりの時間帯に最もリフレッシュされており、集中力や注意力が高まります。これにより、複雑な計算や論理的な思考が必要な作業が効率的に行えると言われています。
- エネルギーレベルの高さ:朝食を摂ることで、体と脳に必要なエネルギーが供給されます。これにより、午前中はエネルギーレベルが高く、精神的なタスクをこなすのに適した時間帯となります。
- ホルモンバランス:朝は、コルチゾールなどのホルモンが分泌されやすい時間帯であり、これが集中力や注意力を高める役割を果たします。コルチゾールはストレスホルモンとも呼ばれますが、適度なレベルでは覚醒と集中を促進します。
- 疲労の少なさ:午後や夕方に比べて、午前中はまだ1日の疲労が蓄積していないため、精神的に要求の高い作業に取り組むのに適しています。
- 周囲の静けさ:多くの人々が活動を始める前の時間帯は、比較的静かで外部からの干渉が少なく、集中しやすい環境が整っています。
- 計画性と目標設定:午前中に難しい課題をこなすことで、1日の計画を立てやすくなり、その後の時間を効率的に使うための良いスタートを切ることができます。
つまり午前中にC・D問題など考えて解く問題は相性が良いんだね!
起床から約3時間は脳が最も活発だから、脳が最高潮の状態には一番負担のかかる勉強をしたり、重要な教科の勉強をするのがおすすめだよ!
一方就寝前は、暗記を伴う勉強は就寝前がゴールデンタイムと言われるほど記憶に定着しやすい時間帯。
脳は新鮮な記憶ほど長期記憶に残りやすいということが分かっているからです。
就寝中に記憶を整理し、新しい記憶を優先的に処理しながら、長期記憶として保存するプロセスを経ます。
これにより、重要な情報は保持され、不要な情報は削除され、効率的な記憶の管理が行われます。
作業と休憩を繰り返す勉強法
ポモドーロ・テクニックという方法を知っていますか?
ポモドーロ・テクニックは、生産性を向上させるための時間管理方法で、短い集中作業と休憩を交互に繰り返すことで効率を最大化することを目的としています。
このテクニックの基本的な構成要素と手順は以下の通りです。
- タスクを決定する:作業を開始する前に、取り組むべきタスクやプロジェクトを明確にします。
- 2. タイマーをセットする:25分間に設定します。この25分間を「ポモドーロ」と呼びます。
- 3. 集中して作業する:タイマーが鳴るまで、決めたタスクに集中して取り組みます。この間、他の作業や中断を避けます。
- 4. 短い休憩を取る:25分の作業が終わったら、5分間の休憩を取ります。この短い休憩で、軽いストレッチをする、水を飲むなど、リフレッシュする活動を行います。
- 5. 繰り返す:この25分間の作業と5分間の休憩を4回繰り返します。
- 6. 長い休憩を取る:4回のポモドーロが終わったら、15〜30分の長い休憩を取ります。この休憩時間には、完全にリフレッシュし、次の作業に備えます。
この方法で常に高い集中力を維持できるんだね!
ポモドーロ・テクニックの利点
- 集中力の向上:短時間の集中作業により、注意散漫になるリスクを減らし、効率よく作業を進めることができます。
- 疲労の軽減:定期的な休憩を取ることで、精神的・肉体的な疲労を軽減し、長時間の作業にも耐えやすくなります。
- 時間管理の向上:作業時間を明確に区切ることで、時間の使い方に対する意識が高まり、計画的に作業を進めることができます。
- 達成感の向上:ポモドーロ単位で作業を進めるため、短期間での達成感を得やすくなり、モチベーションを維持しやすくなります。
- 作業の見える化:1日のポモドーロ数を記録することで、自分の作業量や効率を可視化でき、改善点を見つけやすくなります。
ポモドーロ・テクニックのコツは3つあります。
1つ目はタスクを具体的にすることです。ポモドーロごとに取り組むタスクを具体的に設定し、何を達成するかを明確にします。
2つ目は中断を避ける。ポモドーロ中は、電話やメール、SNSなどの中断を避けるようにします。
周囲にも集中したい時間帯を知らせると良いでしょう。
3つ目は柔軟に対応する。25分という時間設定はあくまで目安なので、自分に合った時間設定に調整することも可能です。
たとえば、作業内容や個人の集中力に応じて、20分や30分に設定することもあります。
このように勉強には効率的な方法があるのでぜひ参考にしてください。